新伝ひろむブログ

思ったことは全部書く

経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 を読んで

 

 



日本人は物理が苦手である。世界中で物理学が発展している最中、日本は鎖国していた。その間の分だけ日本は遅れをとってしまった。

西欧では天体の動きを解き明かす為に物理が発展した。物理を極める事が神の力を得るに等しい行為だった。その為自ずとモチベーションが高い。

日本人はそういった部分が鎖国によってすっぽり抜けているので物理を学ぶモチベーションが低い。でも計算は得意だった。日本人は数学が苦手なわけではない。江戸時代の和算のように高度な計算技術はあった。

経済学は結局、物理の文脈を理解していないと頭に入りづらい。

ミクロ経済を積み上げていくとマクロ経済になると思われていた。でも実際はそうはいかなかった。だからケインズはマクロのみを重視した。しかしケインズの理論だとスタグフレーションを説明できなかった。変化率などのミクロ的基礎づけが必要だった。この思想に適合する形で作られたのがノーベル賞をとった動的マクロ均衡理論、リアル景気循環モデルである。

 

何事も歴史(文脈)を学んでからの方が理解がしやすいと思った。